「エコ・ポリティクス」 第40回

9月の世界とトルコの経済メモ

「エコ・ポリティクス」 第40回

ユルドゥルム・ベヤジット大学政治学部経済学科エルダル・タナス・カラギョル教授著

 

9月に経済の最新状況のもとで焦点が当てられることがあるとすれば、特に9月の後半に前向きな進捗があったことが注意を引きます。トルコ・リラは9月の最終週にドルに対し価値を上げ、9月の終わりにはドルに対し8パーセント以上の価値の向上がありました。この過程でトルコ・リラの最大の支えとして、先ず9月20日に新経済計画が発表された後にエルドアン大統領と同行した代表団が国外訪問で行った外交関係があります。一方、シリアにおけるイドリブ問題においてロシアとトルコの間で中立地帯を構築することで合意に至ったことが、地域の地政学的リスクを減少させ、またシリア問題と難民の流入の可能性を防いだことで、地域の未来にとって外交上の成功が得られました。地域におけるリスクと不透明性を防ぐためにこれらの政治的取り組みを行ったことでトルコが国際分野の主役たちから前向きなメッセージを受け取っており、称賛を集めたこの状況は、市場においても良い雰囲気を生んでいます。

8月にトルコ経済に向けた投機的な企てが行われたことを受けて、まず為替が一定の割合で動揺しました。その後、為替上のこの急な動揺の物価への影響も感じられ、インフレデータはこの方向で明らかにされました。

9月の始めの概略的な議題は、8月に行われた企ての影響によるものだと言えます。もちろん、この過程で経済管理機構が講じた措置と一連の対策に注意を促す必要があります。これらの取り組みは短期間で為替の揺れを減らすために極めて重要なものです。

長期的に経済のロードマップを確定する市場と投資家に透明で予測可能な状況を示したのは、新経済計画でした。この計画が完全な意味で期待に応え、経済に良い意味で方向を示していることが見受けられました。

この計画は、経済のバランスを取るべき時期に入ったこの過程で実施される秩序を土台にした政策が、中期的に経済を真のポテンシャルに導き、トルコ経済が変革の時期を迎えるという主要な考えに基づいて立てられました。つまり、この過程は運営について体系的に機能したということです。この過程がこのように段階的に実行に移されることで、人々の期待が見返りを受けるにあたって良い効果を発揮したことも確実です。

一方、エルドアン大統領とアルバイラク財務大臣の両者が外国人投資家とともに行った会談は、トルコ経済に向けて国際舞台で築かれようとしている認識を払拭し、でなければ現在の状況とマクロ経済の指標がこの過程と適合しないということを明示するにおいて極めて効果的なものとなりました。経済管理においてコミュニケーションがどれほど重要かということが、これらの会談の後に届いた数々の前向きなメッセージと新たな協力活動が課題となったことから特に良く理解されたと言うことができます。

トルコ経済においてこれらの進捗のもとで9月が過ぎ去り、世界経済の行方がどの方向に向いているかが極めて大きな関心を呼んでいます。アメリカと中国の間で貿易戦争の風が吹き荒れ続ける中、9月の最終週に連邦準備制度(FED)が今年の第三四半期に金利を引き上げる決定を下し、金利は25ベーシスポイント増えました。そこに垣間見えるのは、FEDが、金利引き上げによって途上国に向けた国際資本の流れを遅くし、世界中の基金の方向をアメリカに向けるための政策を講じ続けているということです。

世界的な危機の時期にアメリカ経済に向けた多大なリスクがあり、金利が引き下がっていることで、諸基金がアメリカ以外の国々に向いている中、今この状況に反する動きがあるのが見受けられます。

その内容で、今日、今や国際信用格付機関が途上国にとって脅威と同じ機関となっており、経済力の方向性が東側に向いている環境において、多極的な新秩序を築くために途上国が新秩序の中で積極的な協力活動や戦略的パートナーシップを必要としていることは明白です。



注目ニュース