「トルコの観光」 第3回~エフェス遺跡~

皆さん、こんにちは。歴史を通じて様々な文明が興隆したアナトリアの地には、古代遺跡が数多くあります。その中でも最大の遺跡の1つは、エフェスです。

「トルコの観光」 第3回~エフェス遺跡~

トルコのエーゲ地方、イズミル県にあるエフェスは、古代から始まり、ヘレニズム、ローマ、東ローマ、ベイリク、オスマン時代を通じておよそ9000年にわたり常に人の暮らす居住地でした。また、歴史を通じて最大の港町で、文化と商業の中心地であり続けてきました。

エフェスの起こりは紀元前6000年代、新石器時代にまで遡ります。ここ最近行われた調査で、ヒッタイト時代の居住地が発見されました。ローマ帝国の時代に華麗なる時代を迎えたエフェスは、小アジア地域最大の港町となりました。1330年にトルコ族がエフェスを支配し、トルコ族のベイリク(君侯国)の中心地となりました。時が経つにつれて港町としての役割を失い、町は縮小しました。今日では、イズミル県セルチュク区に位置し、毎年何千人もの観光客を惹きつける古代遺跡となっています。エフェスは、歴史を通じて何度も場所を変えたため、その遺跡が広範囲の地域にわたって散らばっています。およそ8平方キロメートルの領域に広がるこの遺跡で、長年、発掘・修復活動が行われてきました。

エフェスには、様々な時代の高度な都市計画、建築、信仰の歴史を解き明かす数々のシンボルがあります。そのうち最大のものは、世界七不思議の1つとされるアルテミス神殿です。預言者イエスの使徒の1人、聖ヨハネが、エフェスで新約聖書を記し、聖母マリアがこの地で亡くなったと信じられていることは、エフェスの重要な特徴です。今日、大いに重視されているのは、キリスト教徒が巡礼地とみなす聖母マリアの家、聖ヨハネの墓の上に造られたバシリカ教会と聖母マリア教会です。エフェスがキリスト教世界の訪問者を多く引きつけているのはこのためです。

古代の世界に旅をし、何世紀も昔の生活を目にしたいのであれば、エフェスはうってつけの場所です。


キーワード: トルコの観光

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