ロヒンギャ族出身の弁護士、国連安保理でミャンマー軍の犯罪を訴える

ミャンマー・ラカイン州のムスリム、ロヒンギャ族出身の弁護士ラジア・スルタナ氏は、ロヒンギャ族やそのほかの民族グループに対して行われた恐るべき犯罪によってミャンマーが国際刑事裁判所に訴えられるよう呼びかけた。

ロヒンギャ族出身の弁護士、国連安保理でミャンマー軍の犯罪を訴える

 

スルタナ弁護士は、紛争における性的暴行がテーマに取り上げられた国連安全保障理事会の会議でスピーチし、調査の際にミャンマー軍の兵士が「ラカイン州にある17の村で女性や少女300人以上をレイプした」ことに関する証拠を発見したと明かした。

昨年(2017年)8月以降、350以上の村が攻撃に遭って焼かれたことを振り返ったスルタナ弁護士は、「この数字は、実際にレイプに遭った女性の総数のほんの一部に過ぎない」と述べた。

ミャンマー軍の暴虐を逃れて難民キャンプに避難したロヒンギャ族の女性や少女たちと2014年以降面談を行っているスルタナ弁護士は、

「私が訪れた場所では、ロヒンギャ族であるという理由から女性や少女たちがミャンマー軍によってレイプされ、拷問を受け、殺害された。6歳の幼い少女までもレイプされた。一部の女性や少女は、バングラデシュ国境を通過しようとした際に捕まってレイプされた。一部の者はひどい怪我を負い、生き埋めにされた」と述べた。

スルタナ弁護士は性的暴行がラカイン州全土で発生しており、何百人もの兵士によって行われたと語り、「レイプが組織的に計画され、市民に対する武器として利用されたことに関する強力な証拠が発見された」と伝えた。

スルタナ弁護士は、ミャンマーで民族に対する襲撃が終わるために国際的な圧力がかけられるよう呼びかけた。

国連によると、8月25日以降ラカイン州から逃げることを余儀なくされてバングラデシュに避難した人の数は70万人を超えた。国際人権組織が公表した衛星映像により、数百の村が壊滅されたことが証明された。

国連と国際人権組織は、ロヒンギャ族に対する暴行を「民族浄化」または「大量虐殺」と呼んでいる。

 

(2018年4月17日)



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