ユルドゥルム首相が語る「バスとの思い出」
ビナリ・ユルドゥルム首相は、ゲスト出演したTRTの番組で、一時期バス輸送の仕事をしていたことを明かした。

オランダ出身のウィルコ・ヴァン・ヘルペンさんが司会を務めるTRTの報道チャンネル「TRT HABER(テーレーテー・ハベル)」の番組「心の山」の、今週の特別ゲストはビナリ・ユルドゥルム首相だった。
番組の中でバスを運転したユルドゥルム首相は、一時期バス輸送の仕事をしていたことを話した。
ユルドゥルム首相は、
「今運転しているバスには大きな意味がある。私は1978年にバスの仕事を始めた。そのとき買ったバスは、これと同じものだった。約15年間、車をちゃんと運転していない。自分にとっても大きな転換となった」
と話した。
トルコのいたるところに乗客を運んだと話したユルドゥルム首相は、
「この仕事は父と一緒に始めた。1984年までこの仕事をした。トルコ中に人を乗せて運んだ。当時は、大臣になるとか、首相になるとかということはもちろん頭にはなかった。望むだけではダメなのだ。言うまでもなく、働くのである。努力するのである」
と語った。
レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領との出会いについても触れたユルドゥルム首相は、
「エルドアン大統領とは1970年代の終わりに、カスムパシャで知り合った。エルドアン大統領は、国家救済党で政治活動をする一方、サッカーもしていた。その後、イスタンブール大都市の市長になり、私もイスタンブール海上バス産業貿易会社の社長になった。エルドアン大統領は、皆知っての通り、任期を満了することができないまま、刑務所に行った。
私もイスタンブール海上バス産業貿易会社を辞めて、フリーで働いた。その後、公正発展党(AKP)を結成する段階になって、再会した」
と話した。
(2018年1月11日木曜日)