チャウショール外相 「シリアの安全地帯構想はアメリカではなくトルコの構想」

メヴリュト・チャウショール外務大臣が、シリアで安全地帯を構築する構想は、アメリカのドナルド・トランプ大統領ではなく、トルコの構想だと述べた。

チャウショール外相 「シリアの安全地帯構想はアメリカではなくトルコの構想」

チャウショール大臣は、ルクセンブルクのジャン・アセルボーン外務・欧州大臣とともに、外務省公邸で共同記者会見を開いた。

トランプ大統領の「シリア北部に30キロメートルの安全地帯」という発言に関し、チャウショール大臣は、

「30キロメートルの安全地帯に関してアメリカから何の提案もなかったが、これはアメリカの構想ではない。これはレジェプ・ターイプ・エルドアン大統領による全ヨーロッパへの提案だ。ロシアも含めて。我々はどの会談でもこの議題を持ち出してきた。(アメリカの)オバマ前政権はその構想を現実と捉えず、あれこれ口実を作ってトルコのこの構想を支持しなかった。今になって、アメリカはトルコの決意を見てからこの構想を持ち出してきた」と述べた。

シリア撤退についてもトランプ大統領に対し大きな圧力がかけられていると指摘したチャウショール大臣は、

「アメリカの治安部隊がシリア撤退をめぐってトランプ大統領に圧力をかけている」と話した。

トランプ大統領が内政に向けてソーシャルメディア上で反トルコの発表を行ったことにも言及したチャウショール大臣は、

「戦略的パートナーはソーシャルメディア上で話し合いはしない。我々の連絡経路は常に開かれている。我々は、どんな脅迫も恐れはしないと述べた。経済をめぐる脅迫も何にもならない」と語った。

地域のクルド人の最大の友人はトルコであると強調したチャウショール大臣は、クルド人とテロリストを同一視してもどうにもならず、このことをアメリカとヨーロッパに常に伝えてきたと述べた。

シリアのイドリブ地域にいるテロ組織にも言及したチャウショール大臣は、

「イドリブがテロの温床となっているのは、その責任はシリアのアサド政権とその支持者にある。ダルアー地域からバスでテロリストを運んできて、イドリブで降ろした。その狙いは明らかだった。このテロリストらを口実にイドリブを攻撃することがその狙いで、実際それを達成した」と話した。

チャウショール大臣は、イドリブをめぐりロシアとの間で至った合意事項は、困難ではあっても何とか実施されていると話した。

 

(2019年1月14日)



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