【TRT日本語による、独断! 突撃潜入リポート】 「ボトム・オブ・イット」と「たまたま」との関係とは一体何なのか

駐日トルコ共和国大使館の職員として長年トルコと日本の友好に大きく貢献しているボアチ・ウリケルさんがトルコの首都アンカラで開催した幻想的な写真展「bottom of it(ボトム・オブ・イット) ~ たまたま ~」。しかし、そのタイトルに掲げられた「ボトム・オブ・イット」と「たまたま」という、全く相容れない2つの表現が開幕前から謎に謎を呼び、巷で話題となった。そのタイトルの真相にTRT日本語が独自に迫った。

【TRT日本語による、独断! 突撃潜入リポート】 「ボトム・オブ・イット」と「たまたま」との関係とは一体何なのか

【Podcast】 TRT日本語ラジオ2019年2月5日火曜日放送のオープニングより

 

 

 

2019年2月7日の夜、アンカラ県チャンカヤ区のジョン・F・ケネディ通りに面するチャンカヤ区現代芸術センターの真ん中ほどの階にあるアンドレイ・ゲンナージェヴィチ・カルロフ展示ホールで、その写真展は華やかにオープニングを迎えた。

 

 

 

 

 

オープニングには数多くの人が足を運び、ボアチ・ウリケルさんがこれまで温めてきた素晴らしい作品の数々を鑑賞した。ストレートなまなざしを向ける作品や万華鏡を思わせる美しい作品に人々は酔いしれた。

 

 

 

 

 

 

 

飲みものと軽食も出されたオープニングは、人と人が触れ合う場ともなった。

 

 

 

 

 

 

オープニングには、東京ジャーミイのイマーム(指導者)のムハムメド・ラシト・アラスさんも駆けつけた。「親しい友人の写真展のオープニングの場に共にいたかった」と言う。

トルコの人々のフットワークの軽さを見せつけられた瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

写真展の主、ボアチ・ウリケルさんにタイトルの真相について単刀直入に質問をぶつけてみたところ、作品をひとつひとつ丁寧に解説しながら説明を受ける、というチャンスに恵まれた。

 

実は、今回の写真展のタイトルは、2つではなく3つある。それは、

日本語 たまたま

英語 bottom of it(ボトム・オブ・イット)

トルコ語 alt tarafı(アルト・タラフ)

だ。しかし、ボアチ・ウリケルさんによると、「そもそもどれかひとつが基準となり翻訳してつけられたものではない」と言う。

 

 

 

 

 

 

では、一体どのような観点から3つのタイトルがつけられたのか。

 

すべてを明かすと、日本で最近よく問題になっている「ネタバレ」になる恐れがあるので、ここでは深く触れるのは避け、結論だけをお伝えすると、日本語のタイトルは、「シャッターを押すタイミング」、英語とトルコ語のタイトルは「被写体(何を写すのか)」に焦点が当てられているらしい、ということがわかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本語のタイトルの「たまたま」は、「“たまたま”撮った写真を集めただけで、プロの写真家ではない」という、ボアチ・ウリケルさんのこの上なく謙虚な気持ちからつけられたものであることが伝わってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英語の「bottom of it(ボトム・オブ・イット)」とトルコ語の「alt tarafı(アルト・タラフ)」は、文字通り素直に解釈してみると良い。何かが見えてくるはずである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真展は2月18日まで開催される。

 

 

 

 

 

 

日本での開催も期待されるところである。

 

 

 

 

2019年2月7日木曜日

文責: 浅野涼子 (ryoko.asano@trt.net.tr)

 

 

 

 



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